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播州室津 小五月祭宵宮~しの笛演奏 [コンサート、イヴェント]

播州室津 小五月祭宵宮~しの笛演奏

国重要文化財 室津賀茂神社

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4月初旬桜の頃、国指定重要文化財・室津賀茂神社では
「小五月祭」が古式豊かに執り行なわれる。

小五月祭宵宮では、無形民俗文化財「棹の歌」が奉納される。
これは源平の時代からの古曲で、地元保存会により演奏される。
木曽源氏・義仲の側室、友君が奉納したとも伝えられる。

この会場で毎年、しの笛を演奏させていただく。

曲目
風の音~義経・薄墨、静恋想(城山如水作曲)
風の音・室津~八朔の恋歌、夏の蝉(城山如水作曲)
日本古謡・さくらさくら
荒城の月


播州室津は源平以前から栄えた港で
大陸からの使者を迎え賑わった港でもある。

一の谷の合戦で破れた平家の軍船は、一度室津に終結した後
壇ノ浦を目指したと伝えられている。

木曽源氏・木曽義仲の側室、山吹御前が義仲滅亡の後、
室津にたどりつき、友君として余生を送った。
室津港を見下ろす小高い丘に、海を見下ろすように、
友君の墓がある。

室津では、戦国時代、婚礼の夜に室山城の滅亡と言う悲劇があった。
1月に起こったこの事件で、婚礼の夜に17歳の姫は討ち死にする。
この姫は、姫路の黒田如水の兄妹だった。

この、姫を悲しんで室津の人々は、その年
3月の雛祭りを八朔・8月に延期して行った。
室津では、今も8月に雛飾りをする「八朔の雛祭り」が伝わっている。

風の音・室津~八朔の恋歌、夏の蝉(城山如水作曲)は
八朔の雛祭りに寄せる曲。

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